2015.07.13-16 表銀座

モンベルアウトドアチャレンジのガイドで「表銀座」を4日間掛けて縦走してきました。

初日はお馴染みの燕岳に登り燕山荘泊。

今年最初の合戦小屋スイカ。

燕岳から大天井岳への稜線はコマクサが満開。最高の時期に来ました!

二日目はヒュッテ西岳まで。

大天井岳からの槍ヶ岳。

ジリジリと時間を掛けて槍を目指します。まだまだ遠い…。

ヒュッテ西岳では夕方のブロッケンに遭遇。

三日目はアップダウンが連続する東鎌尾根を歩きます。

日本の「マッターホルン」が眼前に迫ってきました。

槍ヶ岳山荘に到着後、穂先へ向かいました。槍沢から登って来た登山者が相当数いらして穂先は大混雑。通常30分の登りに、な、な、な、なんと2時間掛かりました。

下りは25分。山頂に留まっている人が多いということでしょう。

私たちはまだ良い方で、その後、槍ヶ岳山荘前のテラスで祝杯を上げていたのですが、穂先の渋滞は登りも下りも大行列となり、山頂往復を諦めて引き返してくる人が続出。

勿論、槍ヶ岳山荘も山荘も大混雑でした。天気予報を見て登山者が押し寄せたわけです。テント場もフル。テント泊希望の方は早めの到着を!

4日目は上高地へ下山。登ってくる人は少なく下山の流れはスムーズでした。

例年8月まで槍沢の雪渓歩きがありますが、今年は完全に夏道を歩けます。猛暑と豪雨の影響でしょう。

徳澤園でソフトクリームを食べる余裕も!

無事に表銀座を完歩できました!

この4日間は暑さ、ブヨとの戦いでした。水はいっぱい飲みましょう。防虫対策は万全に!表銀座では西岳~水俣乗越の間ではブヨが大量発生しています。防虫ネットを使用した方が良いくらいのレベルです。

2018.07.10-11 唐松岳

7月10日~11日はモンベルアウトドアチャレンジ「唐松岳」のガイドでした。

鎌池湿原はニッコウキスゲが見頃を迎えています。一面、真っ黄色!

扇雪渓付近は夏道を歩けます。丸山ケルン下の雪渓も傾斜が緩いので軽アイゼン不要。唐松頂上山荘手前の夏道は雪渓が残るため稜線沿いの岩稜へと誘導されました。

唐松頂上山荘周辺も花真っ盛り。

ミヤマダイコンソウ、ミヤマクワガタで彩られていましたよ!

小屋到着と同時に雨が激しく降り始めたので山頂往復は翌朝に持ち越し。

二日目は同ルートを下山しましたが、登りでは見つけられなかった花を発見できたり、小屋にあった花図鑑で復習したおかげで花の名前を特定できて皆さんで盛り上がりました。

さて、ガイドシーズンは繁忙期に入りましたのでしばらくは山と猫屋敷の往復生活が続きます。

2018.06.30-07.01 北アルプス 徳沢〜大滝山 古道を辿る

雨の後は増水。霧が美しい。

ひたすらの藪漕ぎ。

天然山葵が一面にあり癒されます。

天然クレソンも。

水が引けば、快適な沢歩きができそう。

上流武は苔の沢

昔の表標識。大滝小屋へ

この山はなかなか遠い存在です。

お花畑が広がりとても綺麗。

徳本峠までは尾根歩きではあるが、快適な稜線歩きとは言えない、視界ほぼない植生ほぼ変化ない樹林帯歩き。

展望が開けると思いきや、、こちらも樹林の中。台に上がり眺めましょう。

徳本峠から明神へ。

自然が綺麗なところ。

おつかれさまでした。

大滝山荘 https://www.inett.or.jp/mt-chou/sansou.html


帰りに山菜採りへ。

雪笹です。アスパラみたいで、とても美味しい。

鬼ワラビ。これは、本当は全身が黒い毛もしゃらのワラビです。綺麗に取り除いた状態ですが。このひじきみたいな黒いのが実は気持ち悪い(笑)でも味はおいしいです。

2018.06.16-17 MOC燕岳

夏山シーズン到来です!

ガイドシーズンになると天気予報がやたら気になるのですが、今回はみるみるうちに予報が好転。期待できそう!

モンベルアウトドアチャレンジ「初夏の燕岳 2days」スタートです。

登り始めてしばらくは霧の中でしたが、暑すぎず涼しすぎず樹林帯歩きには丁度良い感じ。

イワカガミの歓迎をうけました。

合戦小屋を過ぎたら槍の穂先がニョッキリと見えました。

合戦ノ頭を越えるとしばらく残雪あり。トレッキングポールがあると安心です。

槍穂高と大天井岳。テンション上がりまくりですな~♪

燕山荘前にある畦地梅太郎の「山男の像」。何度来ても飽きることのない眺めです。

燕山荘から山頂に向かう登山道沿いの砂礫には超マイクロなコマクサが咲いていました。頑張って成長して下さい。

三角点のある山頂は狭いので記念撮影の時は足下注意。落ちないで下さいね。

快適な燕山荘の美味しい晩御飯。

食後は雷鳥の勉強会&ミーティング(?)で友好を深め、あっという間に消灯時間になりました。

のんびりツアーなので翌朝は小屋周辺で雷鳥探しのウォーキング。こんな良い天気なのに直ぐに下山するなんてモッタイナイですよね。

雷鳥君、いました!

見えませんか?岩のてっぺんの「点」が雷鳥です(笑)。望遠レンズをお持ちのお客さんの写真を見せていただいたら、めちゃめちゃでっかくクッキリと撮れていて羨ましい限りでした(涙)

ウォーキングの後はケーキタイム(←朝からケーキっすか!?)

昼に中房温泉登山口に到着しツアーは終了となりましたが、皆さんで有明荘で温泉&ランチしてお別れしました。

MOCツアーの特徴は現地集合、現地解散、少人数なので個人ガイドと変わらぬクオリティーで御案内できることです。モンベルの服を着ていなくても参加できますのでご安心を(笑)

2018.05.21-22 劔岳早月尾根

残雪の劔岳早月尾根へ。

早月尾根下部はサンカヨウやイワウチワ、カタクリの群落が見頃。花好きの人ならこの辺を日帰りでのんびり歩くだけでも楽しめますよ!

初日は早月小屋まで。小屋はまだ営業していないのでキャンプ。夕陽が見事。

二日目は登頂日。

延々と続く雪稜。

昨年の今頃歩いた毛勝をバックに雪壁を登ります。長いの一言に尽きます。

夏道が歩けたのでテンポ良く山頂へ。

快晴の劔岳山頂。風もなくのんびり滞在。

下りは滑落注意。

いつかは登りたい「試練と憧れ」の冬劔。厳しそう…。

2018.05.15 白馬鑓温泉

0830 猿倉 1200 温泉 1330 1600 猿倉

左手ピークの左の小日向のコルを目指します。

ひたすら登っていきます。

コルに到着。落ちてた鯉のぼりと小日向山

コルから下り、ちょうど写真真ん中の黒い部分、温泉を目指します。

BCの方が多いです

雪崩れ多し

温泉の場所だけ雪が溶けてます。冬でホワイトアウトになっても、温泉だけ溶けるので、とても分かりやすいとか。

天狗岩と源泉

到着!数日前に掃除して緑ドロが綺麗になったとか。

みんなで

優雅です

温泉を後にして、小日向コルまで登りつめると、本日ご宿泊のお二人。お気をつけて〜

林道の水芭蕉が綺麗です

一輪草

by Comic

2018.05.12 爺ヶ岳南尾根

0550 扇沢 0815 ジャンクションピーク0950 南峰 1020 中峰 花見をしながら下山 1430


info. 1 残雪が少なく、JPの下りで万が一を考えてアイゼン装着したが、他はノーアイゼンで南峰、中峰もいける雪の状態。

info.2 南峰から中峰や鹿島槍にかけては、ノートレース。先日30〜40センチくらい新雪があったよう。吹き溜まりでは、股間まで埋まるほど。東尾根はすでに藪漕ぎ状態か。

info.3 南尾根上部はザレ場やハイマツの登山道。ライチョウの住処の保護のためにも、アイゼンで痛めつけたりしないようにしたい。


天気が落ち着かないので日帰り。

扇沢登山口前すでに駐車場最後のスペース。隣に駐車してた中年ご夫婦のお父さんが、口をおにぎりでいっぱいにして話しかけてくる。

私の車が松本ナンバーなので地元民だからと、〇〇蝶が見れるのはここで良いでしょうかと。私は蝶に詳しくない。聞くと黄色い蝶らしい。上に観光案内所が後で開くので、そこで聞いたら良いかと伝える。

柏原新道から入り、南尾根は沢山人が入ってるので、アレコレ考え事をして歩いてトレースを追ってると、危ういスノーブリッジを超えたりして、なんか様子が違う。少ないトレースは柏原新道をそのまま進んでいるが、こんなにトレースが少ないわけがない。適当に雪面を藪漕ぎして尾根に上がると、もう快適な道、リボンあり藪は少なくトレランでも出来そうなくらい。

尾根の東側はもう雪が崩れ落ちそうだが、そこを登っている人がいる。なんと物好きな⁈トレーニングだろうか。ジャンクションピークで自分の快適尾根歩きと合流。

3パーティ追い越して来たが、一向に登ってくる気配がない。みんな柏原新道に吸い込まれちゃったかと心配しながら後ろを振り返る。

JPからはアイゼンがいるかと思ったが、すぐに這松の藪やら南峰までも登山道を歩いていくことができる。

南峰の下のコルで、途中で拾ったピッケルを残置しようと思ったが、ピストンして来た登山者が下まで持ってってくれると言うので、扇沢観光案内所に置いてくれとお願いする。

南峰

中峰と北峰

南峰からは先日の新雪でノートレース。時間があれば鹿島槍までと思っていたがとりあえず中峰を目指す。新雪は膝か吹き溜まりでは股下まで埋まり抜け出すのに時間を要する。

ライチョウ?

これは一体?

ラッセルしながら中峰へ

中峰山頂にはお先にどなたが来てたらしい。

鹿島槍と剱岳

遠くに富士山

いつも敗退の東尾根は藪

槍穂高も綺麗にみえる

ひとり中峰でのんびり腰を下ろしてると、山頂が横揺れしている。これは、眩暈じゃない、ニュースを見ると速報で長野北部震度5弱。

でも雪崩れや落石などの音は聞こえない。鹿島槍までなどと思っていたが、このラッセルではキツイし、天気も予報より悪いし、大きな地震なのでとりあえず早めに下山しよう。

と思いながらも、南峰に戻るとハイカー多く、しばらく滞在。大勢のハイカーがテント装備で楽しそうに登って来た、もう楽勝なんて言ってるが。テント泊は3パーティの様子だが、明日は悪天候になりそうだけど、大丈夫かな。

柏原新道を上まで詰めて雪稜を来たという方は、そこはキツくて戻りたくないと言っていたので、尾根をずっ〜と下まで辿れば、柏原新道に出ると伝えて下山。

赤テープやトレースはしっかりしてるが、登りでは迷わないが沢や支尾根に迷いそうになるところもあり、心配になりながら、たまに後ろを振り向きながら下山するが、姿が見えないので、ここはバリエーション、こんなに良い尾根を辿れない人は来るべきじゃないと思い、下山。

八つ見ベンチから少し上の赤テープが取付き。

途中で黄色い綺麗な蝶が舞い、これか⁈と写真を撮ろうとするが、あっとう間に姿を消してしまった。幻みたいだった。

こんなに石楠花満開の山を歩くのは初めて。

ショウジョウバカマや、石楠花を鑑賞しながらのんびり下山してると、後ろから心配してた方も合流して、一安心。

下山すると、立派なカメラを持った登山者ではない方が沢山徘徊している。1人に聞くと、写真を見せてくれる。クモマツマキチョウというこの時期にここで見られるため、全国から蝶好きが集まってるんだとか。

地震で車が崖から落ちてないか心配だったが、それも無く、下界も大町は影響無さそうでとりあえず問題なく帰れそうな感じ。

立ち寄り湯:上っ原の湯 (コミュニティセンターなのでそれなり。それほど湯船は大きくなく露天風呂無し。透明無臭。源泉100%で熱めで身体がとてもポカポカする。)

立ち寄り道の駅:池田町 ここのハーブソフトクリームが香り良く美味しくて、後味もさっぱりで大好き。

2018.05.03-05 MOC涸沢

GW後半はMOCモンベルアウトドアチャレンジ「残雪の涸沢トレッキング」のガイドでした。雲行きは怪しいですがどうなることか…。

初日の宿泊は徳沢ロッヂ。改築され2016年に新装オープンした松本市営の山小屋です。徳沢の宿と言えば「徳澤園」が真っ先に頭に浮かびますが、こちらの徳沢ロッヂもなかなかの評判。ピカピカです。

まるでホテルみたいでしょ?一人一ベッド提供されるのでプライベートな空間を確保できます。コンセントも付いていてスマホの充電順番待ちもありません。お風呂も完備。松本市民、藤沢市民は割引料金ありますよ。「何故に藤沢?」と思うかもしれませんが、神奈川県藤沢市は松本市と姉妹都市なのです。藤沢には湘南の海があり、松本にはアルプスがあるということで「海と山」繋がりとのことです。

http://www.m-kamikouchi.jp/sp/tokuzawalodge/

二日目は夜明け前から雪。

徳沢のキャンプ場が真っ白になりました。

風もそこそこあって屏風岩もよく見えません。

本谷橋は設置済みで夏道沿いに登ります。気温が低いので雪面は堅いです。本物のアイゼンでお願いします!

たまーに短時間、青空が見えます。これが至福のひととき。ホントに短時間ですが癒やされます。

見上げれば涸沢ヒュッテ(写真中央↓)。今回の目的地です。

ヒュッテ到着後、寒い中、屋台でラーメンや名物おでんを注文してテラスでランチ。談話室に持ち込んで食べられますが、「涸沢ヒュッテに来たからにはテラスで食うぞ!」という意気込みが感じられましたよ。ラーメンはみるみるうちに冷麺になってましたよ(笑)

三日目は下山日。往路を戻りますが早朝から吹雪いているので出発時間を遅らせました。それでも時間に余裕があるのでキャンプ場を挟んで向かい側にある涸沢小屋まで散歩スノーハイクを実施しました。

悪天候なのでテントの数はGW前半と比べると半減。こんな天気でも奥穂高や北穂高に向かう人がいることに驚きました。

涸沢小屋までは15分。

涸沢小屋のテラスからの涸沢ヒュッテとキャンプ場↓

ヒュッテに戻って下山開始。下るほど天気が回復し、往路ではうっすらとしか見えなかった屏風岩の勇姿も青空をバックにクッキリと拝めました。

横尾大橋には鯉のぼり。

前穂高もようやく。

サルも元気に走り回ってました。

最後の最後にポストカードらしい景色。

天気が悪いながらも、自然が差し出してくれる条件をあるがままに受け入れ、楽しませてもらえた三日間でした。

下界は夏のような気候の日もありますが、北アルプスに向かう方は冬山に準じた装備で楽しんで下さいね。

2017.12.27-28 上高地スノーシューイング

MOCモンベルアウトドアチャレンジで上高地へ。今回は一泊二日の行程です。

釜トンネルからスタート。

トンネルを抜けると、そこは吹雪!

向こうの黒い穴は上高地トンネル。

大正池周辺を歩き回る予定でしたが悪天候につき、早々に大正池ホテルにチェックイン。

大正池ホテルが年末年始に営業していることは意外と知られていないような気がします。

レストランの大きな窓から大正池が見渡せます。

時々、強風で雪煙で舞い上がり、目の前が真っ白になりました。

忘年会的に宴と夕食を楽しみ就寝。

二日目は大正池の池畔から雪に覆われた遊歩道沿いに河童橋に向かってスノーシューイング。

倒木に小動物の足跡が!積雪期ならではの発見ですね。

これはテンの足跡。途中で足跡が途切れているのは、川に落ちたのか?あるいは後戻りしたのか?想像するのも楽しいですね。

どこかで甲高い叫び声が聞こえました。正体はこの人。

サルが木にしがみついてます。サルは群で行動するのに1匹だけってことははぐれちゃったのかな?寒い中、ご苦労様です。

上高地では増えすぎたサルが問題になっていますが、彼らは世界で最も寒いところに住むサルと言われています。ってことは貴重な存在なのか。。。難しい。

梓川の河畔に降りたところで時間いっぱい。河童橋まで行かずに引き返すことにしました。一瞬しか見えなかった僅かな山麓に歓喜の声があがりました。

何度来ても新しい発見があるものです。次回は穏やかな天気の日にアニマルトラッキングしたいですね。動物に会いたいなー。