![](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/img_7777.jpg?fit=500%2C375&ssl=1)
南アルプス深南部(のさらに南部)は、兎岳、聖岳、光岳など山深い山域です。
![日本のチロル 下栗の里](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7810.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)
信州の秘境遠山郷の山の会が登山道整備からトイレ管理まで奉仕で行なっています。そのため、登山者には不便で至らない点が多いかもしれませんが、ご理解ご協力をお願いします。
![遠山山の会 登山道整備中](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7797.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)
芝沢ゲートからすぐに林道崩壊。
迂回路作成もかなりの急登で、足場を固め、ロープを掴まずとも歩けるほどには整備されました。
迂回路から落ちないように
ひどい崩壊。
![](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/img_7793.jpg?resize=300%2C400&ssl=1)
もともと車両は芝沢ゲート迄ですが、とりあえずは登山者が通行できるようになっています。
便が島から西沢渡も、崩壊が激しい。
![マムシ](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/img_7762.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)
ヒルも多いがマムシも多い。こちらはお持ち帰りで焼酎漬けにします。ヒルには塩必須。
![西沢渡の川を渡る](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/7bf5d512-522a-4309-a348-8af3b9b525dd.jpg?resize=400%2C400&ssl=1)
西沢渡には川を渡るゴンドラがありますが、とても重く1人でロープを手繰り寄せ、乗って引き寄せはとても大変。
ゴンドラ乗り降りでジャンプが必要でしたが、足場を設置しました。なかなか大変なアプローチです。
![](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/P6082837.jpg?resize=300%2C400&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/P6082830.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)
なかなかの出来ですが、何しろ暴れ川なので、また流されてしまうでしょう。。そうなれば、重いゴンドラで渡らねばなりません。力の無い女性などにはキツイです。
作業も終わり、遠山郷に帰ります。
![トンネルをくぐる](https://i0.wp.com/blog.yamanzai.com/wp-content/uploads/2019/06/img_7787.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)
南ア深南部には、ルートが不明瞭な山がたくさんあります。遭難してしまう?いえいえ、登山道をしっかりつけないのには、ちゃんと理由があるのです。
北アルプスと違い、南アルプスは生きていているからです。というのは、南アルプスは毎年数㎜の隆起があります。
登山道を明瞭にしてしまうことで、同じ箇所を大量の登山者が通過し、さらには登山者がポールで登山道を突けば、あっという間に、山は傷つき崩壊し登山道はすぐに消失してしまうでしょう。
山に優しく大切にしたい、そのためには、色んなルートをとり歩けばいいのです。そもそも山登りとは自分で道を選んで歩くのが楽しいのですから。こんなに大きな自然の中、ただ同じ場所だけ歩くなんて、もっと贅沢して山を楽しんだら良いではないでょうか。
本当の山の素晴らしさ、山の楽しみ方って?遠山郷の人々が教えてくれますよ。
作業後は慰労会。もちろん、旧木沢小学校にて遠山ジンギスです。
猫のタカネ校長も待ってくれていました。
旧木沢小学校には、南アルプス登山の貴重な資料がたくさんあります。ぜひお立ち寄りください。
365日24時間オープン・無料です。(宿泊も可能です。協力金1000円也)
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