※道迷いではなくあえて道間違えにしています。登山地図にはないビューポイントに続く確実なトレースがあるため。
〈 木で通せんぼをしてきましたが、この木がなければトレースのばっちり着いたこの道を、NOと言って正しい道を見極めることが出来る自信はありますか?(写真上)〉
起こる場所に起こる。典型的な道間違え。
ここは20人に1人必ず間違える場所。そして、2年に1度は遭難者が出る場所。
バリエーションルートではない。一般登山道の実線ルート。破線ルートでもありません。
自分の目指す縦走路が一直線であったとしても、そこに至る登山道は一直線ではない。
そんな中に出てくる90度直角に曲がる登山道コース。
そこがもしT字路だったら…、そして直線上に続く間違い道にしっかりとしたトレースが付いていたら…。
ほとんどの人は、何も疑わずに誤った道を進むだろう。誤りだと気付いた人は、必ず戻ってくる。そうすると、通るべきでない道は、道間違いをした人が2回その道を辿るために、正しい登山道よりも、トレースはハッキリとしてくる。
そうやって、間違い道は明瞭な道になっていく。それが落とし穴。
コンパスで方向を確認出来ていれば、引き返すことが出来た。
- 自分の進もうとする方向、分かってますか?
- どのくらい標高を登るのか下るのか、分かってますか?
- 次の目標地までとのくらい時間がかかるのか、分かってますか?
そして、コンパスは、狂っていませんか?
私は10年間使ったコンパスが正反対の方位を示したことで、一般登山道で道を誤ったことがあります。このとき、腕時計のコンパスで再確認できて正しい道へ進むことが出来ました。
CASIOプロトレックでも、方位を適宜修正する必要があります。調整をすると直りました。
地図を読めなければ遭難しても仕方がない。方角が分からなければ遭難しても仕方がない。
- 地図は見るものじゃない、読みもの。
- コンパスは命の道しるべ。
道ははっきりしてるの??
薮を漕いでいるの??倒木が多い??
もしかして下ってません??
それは、確実に沢に降りていますよ。
道間違え遭難者は気づくと沢に降りて、不幸な人は滑落死、幸運な人は衰弱後に釣り師に出会えるかもしれませんが。
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