2021/06/20 高原川支流沢上谷

登山・クライミング

飛騨高山・高原川支流沢上谷へ。大人気の沢なので混雑を避けるため昼から入渓しました。

人気の理由は連続する美しいナメ。川床の岩盤は花崗岩だとばかり思っておりましたが、火砕流が冷えてできた溶結凝灰岩だそうです。

寄り道して更に支流に入り、滝を見に行くのがお約束です。

核心は大滝の大高巻きでしょうか。

滝壺のすぐ右(左岸)から巻道が続いています。行く手を阻む大岩壁のてっぺん近くまで急登が続きます。

巻いた後は樹林帯の急下降。フィックスロープがありますが、急すぎるので懸垂下降した方が安全だと思います。

沢に復帰してすぐに最後の滝。

左岸のスラブにフィックスロープがあります。ちなみにフィックスロープには結び目が無いので掴みにくいです。

ここを越えたらナメの水流の中を気持ち良く歩いて林道に架かる橋に着いたらゴール。

1時間の林道歩きで入渓点に戻りました。

沢上谷は「初心者向け」と紹介されることが多いのですが、高巻きの後の急下降や、その後のフィックスロープを掴んで越える滝では、自前のロープを使うなどして何かしらの安全対策をした方が良いです。手を話したらタダでは済まないです。

AKR

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