
白馬岳・朝日岳から下山した翌日からはモンベルアウトドアチャレンジ「テント泊で登る栂池高原から白馬岳3days」でした。もっとも彩り豊かな時期にどっぷり白馬岳に埋没できるのはガイド冥利につきます。
栂池高原からゴンドラ・ロープウェイを乗り継いで栂池自然園へと上がりましたが、登山者よりも自然園の観光客の方が圧倒的に多く混雑していました。
3日間のうち白馬乗鞍岳の岩場の登り下りが核心部です。登りは息が切れますし、下りは転倒すると大怪我に繋がります。
下調べせずに連行されてきた登山者の皆様が「こんなはずじゃなかった(T_T)」と後悔する場面を毎度見かけます(笑)

白馬乗鞍岳山頂直下の雪渓は例年よりも小さく、今年の猛暑を物語っています。岩が露出しているので、岩の周りでの転倒には特にご注意下さい。

白馬乗鞍岳を越えて緩やかに下り白馬大池へ。相変わらずの猛暑なので雲がありがたい存在です。

今回は白馬大池山荘前のキャンプ指定地で2泊します。テントを張ったら参加者の皆様は自由の身。テーブルを囲んで楽しい一時を過ごしました。ビールが旨い。

2日目の登頂日は最高の朝を迎えました。

各自朝食を済ませ出発。2連泊なのでテントを撤収しなくて良いので楽です。
雷鳥坂から白馬大池を振り返ると絶景!

雲海が眩しい!

「船越の頭」と小蓮華山を繋ぐ尾根からは北アルプス南部、南アルプスまで見渡せるようになり歓喜の声が上がりました。

ちなみに目前に姿を見せるのは白馬岳ではなくて白馬鑓ヶ岳と杓子岳です。
白馬岳山頂手前でライチョウの家族に会いました。北アルプスに何回来てもライチョウに会えなかったお客さんもいらっしゃいました。悲願のライチョウとの邂逅でしたね。←その後、「こんなにいるの!?」というくらいの数のライチョウに会いました(笑)

白馬岳山頂⇩

白馬山荘に下り絶景レストラン「スカイプラザ」で、のんびりランチタイム。

ランチ後は白馬岳に2度目の登頂を果たし白馬大池へと戻りました。
雷鳥坂を下りながらマイテントの無事を確認(笑)

2回目のキャンプディナーもテーブルを囲んで皆さんで楽しみました。
3日目は栂池高原へ下山。
名残惜しい白馬大池。池面に映る青空と白い雲がまるで鏡のようです。

想い出の地になりましたかね!?
ゴンドラ栂池高原駅にて解散となりました。ご参加ありがとうございました。
ブヨに咬まれて瞼を腫らしてしまったお客さんがいました。
酷い場合には目を開けられないくらい腫れてしまうことがあります。更に両目の瞼をブヨに咬まれて両目を開けなくなると歩行困難となりヘリ搬送が必要になるケースもあります。虫対策も手を抜けません。夏山は忙しいですね。
AKR