上州のガイドツアー2日目は谷川岳へ。赤城山と並んで大人気の名峰ですが、上越国境の谷川連峰は天候の不安定さ、つまりは積雪量の多さが赤城山とは比較になりません。
水上駅付近から見えた谷川岳⇩
前々日から天候をチェックする度に予測が下降線を辿っていますが、昼までこのままのなら、山頂まで行けると期待。
8:30運行開始のロープウェイに合わせて出発。
天神尾根へのルート上には蜂の巣ように、前日の「つぼ足」の穴がボコボコに空いており、とても歩きにくいコンディションでした。
天神尾根に上がりました。豪雪地域の雪山ムードが漂います。
先行する単独の方々⇩
山ガールはミニアイゼンを装着し、手にしていたのはピッケルではなくて「自撮り棒」でした。
天神尾根上のコブ「熊穴沢ノ頭」に這い上がった途端、暴風雪。ここで退却の判断をさせていただきました。
記念撮影⇩
笑顔ですが、顔面にバチバチとアラレのような雪が当たっています。
先行していた山ガールを含め単独の皆さんは協力して退却。登山者の良心を見た気がします。雪山に慣れていないと大変な経験になったかもしれませんが、良い動画が撮れたのではないでしょうか?
復路では風雪でトレースが消えていました。時々、踏み抜いて転びそうになりました。踏み抜きは残雪期特有のことです。まだ1月なんですが、この冬の異常さを感じます。
早めの下山となりました。
前々日に催行の判断をさせていただきましたが、今後は谷川岳の天候な急変に対応できるよう、好天が約束されている場合を除き、催行判断はギリギリまで引っ張らせていただこうと思います。
天候が安定する残雪期に再度企画させていただきます。ご参加ありがとうございました!
今回、見合わせた皆様もご参加をお待ちしております。
AKR