アメリカに本部を置くレスキュー3社の国際認定資格「ロープレスキュー・テクニシャン」を受講。
都市型レスキューのシステムを学びました。本国では6日間のコースを日本では3日間に凝縮し、朝から晩までトレーニング。普段は消防、医療、林業、山岳ガイドなど異なる業界に従事している面々が集い密度の濃い3日間を過ごしました。
黄色いロープがセットされているレスキューラックはローワリング用デバイス。大荷重にも有効でロープがキンクしにくいスグレモノ。アナログな雰囲気のツールですが考えた人は凄い。知恵の産物!
驚愕のCMC・MPDはレイジングにもローワリングにも使える更なるスグレモノ。スポーツクライミングで使う「グリグリ」系のデバイスと似た構造ですが、滑車が内蔵されているのでロープの動きがスムーズです。
人工登攀にも使えます。伸縮の少ないスタティックロープなのでクライミング中のユマーリングより遥かに省エネで速い。
都市型レスキュー用の器具はどれもデカくて重いので通常のクライミングでは持っていけません。
ハイポイントアンカー用の金属製の三角錐「アリゾナボーテックス」を設置すると垂直方向の上げ下げが可能に。
チームを組んで反復トレーニング。
急傾斜地でのストレッチャーの使用法も。
格言。「講習直後は誰もがプロフェッショナル、半年後には素人」。反復練習しなければ身に付かず意味がないのです。
都市型レスキューは災害時のレスキュー従事者向けの技術ですが、山岳地域での応用に役立てたらと思います。ロープワークについての見識が広がりました。←脳が爆発しそうですが(汗)
今回、お世話になったレスキュー3ジャパン・チーフインストラクターの佐藤孝洋氏、ともに受講した皆様に御礼申し上げます。
レスキュー3ジャパンのウェブサイト
http://www.srs-j.co.jp/index.html
Team Yamanzai
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