2019/11/30-12/01 ブッシュクラフト

ブッシュクラフト

ブッシュクラフトで遊んできました。

いつも沢ではタープに焚火で遊んではいますが、きちんと学び災害時サバイブにも生かそうということで講習に参加。

限られたロープワークでも、タープ張りから椅子作り、ザックを木に引っかけたりなど様々な用途に使えます。

ハーフノット

ダブルハーフノット

解きやすいように↓

引き解け結びにする

本結びはロープ連結に。ブッシュクラフトでは、ひとひら、ふたひらのロープを先ず作っておき、足りなければ繋げればよい。

そして自在結び=トートラインヒッチ。

タープ側はダブルハーフノット、ハトメに力がかかり過ぎないように、枝をはめるもよし。

ペグにロープをかけて、自在結び。

タープの角4箇所のうち、2箇所は身長ほどの高さに固定、2箇所は地面に。タープの角にダブルハーフノットで結んでから、木に巻結び。

一箇所立てた感じ。

ペグは外側に60度傾けて打ち込むと抜けにくい。

こんな感じ

ナイフでクラフト作りも。

ナイフは刃の近くを握った方が安定しますね。軌道を描くように、ナイフを動かします。丁寧にゆっくり焦らず集中し過ぎず気楽に。

完成形のタープ用ペグ。打ち込む先は5〜6センチ皮を削り、その先半分を尖らせます。歯を少し上に上げて下向きに走らせる。全体に皮を剥がせて色を目立たせると、地面とカモフラージュされずよいです。

頭は平らにして、ハンマーなどで打ち込み易いように。まずはサイドグリップに持ち方を変えます。

↓ 指の付け根にナイフを縦におきます。

↑握ります。親指を刃の上に。この持ち方がサイドグリップ。

胸筋、肩甲骨のみを動かすイメージで、胸にナイフを固定するように、切り込みで出来た尾根を切り、平らにしていきます。切っていきます。手首は使いません。これはなかなか難しい。

ロープを引っ掛ける部分は、バトニング(ナイフを当て、ナイフを上から木などで打つ)をして、ストップカットをします。それから、Vを作るように切り込めば、スマイルカットになります。

さて焚火をしましょう。穴を掘ります。大きは用途に合わせる。この時は数時間なので、直径20〜25センチ。

材料を集めます。枯木を根元から一本運んできて、大中小の太さの枝を作りましょう。

鉛筆芯、中間、鉛筆の薪、無ければ太い枝をバトニングで割って作ると、中は乾いていることが多い。

1.木を置く枕

2.繊維状のもの(ふわっとした繊維状の乾いたもの、針葉樹の皮、落ち葉)をボール状に置きます。

3.芯くらいのミニ枝

4.鉛筆の太さのもの

5.太め

6.2もしくは着火剤(コットンなど)に火をつける。

7.煙を閉じ込める、空気は遮断できないもので、意外に火は消えないもの。煙がもくもくするが、後からの煙が少なくなり良い。

五徳に2本の枝を渡せば、焚火缶も設置出来る。

お湯が沸いたら、松の葉を少し根元を切り入れて15分蒸すと、柑橘系の香りの美味しいハーブティーが出来上がり。

焚火の終わりは、炭になるまで燃し、トントン叩いて灰にします。そして、風下へ吹き飛ばします。

最後は痕跡を残さない。焚火の方法、考え方は、源流師の方と同じ。ネイティブ・アメリカンとマタギ、同じですね。

1番右は座椅子でございます。

3本まとめて、3脚を作ります。一本目に巻結び(クローブヒッチ)から、2〜3本目に交互にロープを通し、枝の間の隙間を埋めるようにロープを巻きます。

尻に敷くものも作ります。これを3脚に引っ掛けて。

ここに座れば、安定します。代わりに袋を掛けてそれに座っても良いです。

木にザックを引っ掛ける時は、木にロープを巻き、5センチ程度の枝をロープの先に負けば、ザックのフックを引っ掛けるだけ。

自然は豊かなもの。山旅や普段の生活に生かせますね。

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ブッシュクラフトでの生命を守る5原則は、大事な順に、

空気(3min)、シェルター(3h)、水(3days)、火、食(30days)

この順番には、同じ自然を相手にする山屋とは少し違う感覚があった。山屋は移動するのが普通だが、ブッシュクラフトでは、生活が根底にあり、平常時のものであるからだと思った。つまり、2番目のシェルターのこと。

山で命を守るとなると、ウィルダネスファーストエイドを思い出すだろう。緊急時の対応として、気道確保、呼吸、循環、傷の対応、そして最後にevacuation(避難、退避)、これはシェルターと同じこと。「ABCD」と言うのはブッシュクラフトで言うと、「空気」(ABCD共に問題ない=空気が問題なく吸えている)に入っているのかもしれない。ところが、ファーストエイドでも意外に忘れがちなのは、Eかもしれない。

シェルターとは、「体温の維持」かと思う。(ブッシュクラフトの書籍に詳しく書いてあると思う。)これは、身体的状況(例えば、寒さによる低体温症、暑さによる熱中症)を悪化させない。そのためにシェルターを作る、つまり、この場合、風を避ける、日陰を作るというようなこと。

元気な登山者の場合でも、空気の次に、「シェルター」がとても重要だということを、登山者に伝えていく必要がある。これは山で遭難しないためにとても重要なこと。具体的には、雨風雪を避ける、直射日光を避ける、目を守るため等に、シェルター(衣類・雨具・帽子・サングラス・手袋など)による調整が登山には大事。もちろん、活動する分、水・食料が必要だが、「シェルター」で、熱中症や低体温症などを予防できる要素は大きい。

と言うことで、生きる上ではシェルターが空気の次に大切、山の上でも大切なんだと、改めて意識して自然の中に出かけようと思う。

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wildandnative

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