2019年9月21〜22日東北源流マタギの道を辿る テンカラ釣行

登山・クライミング

古い記録を手掛かりにマタギ道を辿ろうとするが難しい。谷から山を越え、沢を遡行し、難しい滝を巻き、、山を歩き尽くしていれば果たして簡単なことなのだろうか。

6時発、山越えで県境から一気に下る。泥斜面を滑るようにおりる。笹がなければ一気に滑落し滑り落ちるだろう。

苔が生えて、新調したフェルトシューズでもヌルヌル。

滝という滝を、足場を見つけながら、クライムダウン。

マタギはどうやってスイスイと山越え谷越えをしてのだろう。

曲がり沢は懸垂しないと私の身体は持っていかれそう。帰りは左岸から比較的簡単に負けた。

悪い岩場は懸垂で降りるが、そこを登ることが出来ない。ここがそうだった。

帰りは、巻き道を探すが下降点が難しく大巻をし過ぎて懸垂をするが、最後は崖となり懸垂できる木がなくなり、酷い藪トラバースでようやく懸垂支点を見つけ降り立つ。

ちなみに左岸ルンゼに、割れた眼鏡が落ちていた。ルンゼは上部は落石が多い急斜面となり、登り切ることが難しいのだが。。

難所の岩場をいくつも降ると、穏やかな景色がまっていてくれた。岩魚がたくさんいた。

緩やかな流れ

日が差してきて気持ち良い

ここは大量の虫がいるとのことで、タープをやめて、テントに。しかし、涼しくなったせいか、歩いている時に虫はおデコにたくさん刺された以外はほとんどいなかった。

しかし、ここの岩魚は小さいものが多く、なぜかスレている。なぜだ、、、都内の沢釣りに来た気分だ。

結局ひとり1匹は釣れた。N部長は初めての釣果!

岩魚でお祝い!

みずが大量に。味噌汁にしてとても美味しい。

楽しい夜のひとときでした。

朝も焚火でミズのラーメンうまし。

いわながいない

ひたすら登る

ここから上は、簡単には抜けられず、マタギは巻道から登ったと思われる。

かなり悪いところでした。掴めない泥壁か動く垂壁か。。巻道使用すべし。

台風17が来るので、天気が崩れる前に来た道を戻ります。

秘境の源流ですが、ダイモンジソウを見て美しいと言う人間はわずか。ですが、本当に美しく咲いていて、癒されました。

たったの1泊でしたが、やはり源流って心が生き生きする。幸せな時間に満たされました。

by comic

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