西上州・荒船山へ。
南米ギアナ高地にある「テーブルマウンテン」のような形をした山です。
今回は信州・佐久側の内山峠から入山。
平野部は晴れていましたが登山口より上は霧に包まれていました。
良く言えば「幻想的」(笑)
標高差が少ない… というより山容から想像できるとおり、平坦なところが多いのですが、濡れていると滑りやすいので下りでは特に注意が必要です。
昭和ムードを醸し出す道標。
「マツダランプ」の表記を見て「懐かしい〜!」との声が。
何十年も前に東芝がアメリカのメーカーのOEMで国内製造・販売していたランプのブランド名だそうです。「マツダ」は「松田」ではなくゾロアスター教の神様の名前Mazdaに由来するそうです。東芝山岳部の遭難をきっかけに、この看板がいくつかの山域に設置されたそうです。それほど劣化していないのが驚きです。これぞ昭和のmade in japanクオリティー!
荒船山と言えば艫岩が有名。岩壁の下を覗こうとしたハイカーが時々転落しています。怖いもの見たさで覗きたくなるものですが、くれぐれもご注意を。
この下が絶壁ですが、今回は真っ白。
ちなみにこの直下の絶壁はアイスクライミングの人気ルートになっています。荒船山を含め西上州は氷瀑の宝庫なのですよ。
あれよあれよという間に山頂・経塚山へ。
方位盤もありますがスルーで(笑)
休憩していたら、いつのまにやら賑やかになりました。
来た道を戻って下山。
下りは濡れた枯葉と木の根っこが、とても滑りやすかったです。
展望なしのハイキングでしたが、落ち葉の多さから紅葉の凄さが想像できます。来年は10月に登りに来ましょう。
佐久側からアプローチする場合は、道の駅「ヘルシーテラス佐久」にお立ち寄り下さい。佐久平の農産物はもちろん。「下仁田ネギ」も売ってました。
帰宅してすぐ、きのこ鍋の具にしていただきました。
下仁田ネギは甘くて美味しかったです。
きのこはご近所で採取したチャナメツムタケ。茹でるとナメコのようにヌルヌルとして汁にトロ味が出ます。味も濃く、優秀な雑きのこです。
AKR