中央アルプスの越百山(こすもやま)から空木岳へと縦走しました。
今回は伊那川ダムからの入山。駐車スペースには車が5台ほどしかありませんでした。まずはダム沿いの林道を歩いて越百山登山口へ。豪雨の影響で登山口付近の斜面が崩壊しているので、新しい踏み跡をたどり正規の登山道へ。
樹林帯をひたすら登って越百小屋まで来るといきなり大展望になります。紅葉も今が盛り!
越百小屋と越百山⇩
越百小屋はファンの多い山小屋です。泊まりたいけど、今回は行程が長いので通過(T_T)
大展望の越百山の山頂へ。
縦走路を北へ向かいます。
南駒ケ岳(中央)と仙涯嶺(左)⇩
花崗岩とハイマツの組み合わせは北アルプスの燕岳〜大天井岳に似ていますが、入山者は圧倒的に少ないですね。
仙涯嶺や南駒ケ岳の山頂付近は花崗岩のピナクルの間を縫うように登山道がつけられていますが、浸食が進んでいて不明瞭なところもあります。ガスッてる時は特に注意しながら一番良いトレースを選びましょう。
仙涯嶺への道⇩
南駒ケ岳につく頃にはガスッてきました。
伊那谷には西駒ヶ岳(木曽駒ヶ岳)、東駒ヶ岳(甲斐駒ケ岳)とこちらの南駒ケ岳の3つの駒ケ岳があります。
南駒ケ岳を下り、今夜の宿・摺鉢窪避難小屋へ。
ガス越しに避難小屋の赤い屋根が見えてきました〜!
避難小屋まで来てみると…
冬に雪崩が直撃したそうで壁が破られたままになっていました。わざわざ中に泊まることもなかろうということで、小屋横でツェルトビバークさせていただきました。
2日目。縦走路まで登り返してから空木岳へ向かいます。赤梛岳、空木岳とも残念ながらガスの中。
伊那川ダムへ下るので檜尾岳・木曽殿山荘方面へ。木曽殿山荘も泊まりたいけど、一気に下山します。
木曽殿山荘から少し下ったところにある「木曽義仲の力水」は涸れてました(T_T)
「仙人の泉」で空になったボトルに天然水を満たし、粉末のポカリスエットを溶かしてガブガブと飲んだ時は幸せでした!
タマゴタケの親子を発見⇩
東川の渡渉あり。増水時は注意。今回は飛び石でクリアー。
午後早くに駐車場所に戻りました。
越百山から空木岳にかけての縦走路は北アルプスや南アルプスの3000メートル級の稜線歩きに勝るとも劣らない景観です。すれ違った登山者は6人しかいませんでした。
AKR