
モンベルアウトドアチャレンジ「テント泊で行く涸沢」のガイドでした。横尾キャンプ場に2泊して2日目に残雪の涸沢カールを見に行くという内容です。
GWの天気は相変わらずパッとしません。2日目だけ晴れ間が見えそうなので2日目に期待してスタート。
初日は横尾キャンプ場を目指します。
河童橋⇩

徳澤園あたりから雪の様相。キャンプ場はテントが沢山。

横尾のキャンプ場へ。

横尾大橋より上流のサイトはがら空きでした。今回はモンベルの防水透湿素材ブリーズドライテック・プラス製のシングルウォールテント「マイティードーム」を使用。前室がありませんがフライシートが不要なぶん、設営が兎に角、早いです。

結露も問題なく、以前使っていたICIの名作「ゴアライト」に劣らない優秀さでした。
2日は完璧な朝を迎えました。

横尾大橋を渡ると北アルプスらしさが爆発。
前日までは涸沢へは「夏道」でという情報でしたが、夏道は昨日の降雪で雪の状態が一転していました。思いとどまって沢からのアプローチに変更。
丁度、遭対協の方が降りてきて沢ルートから登って下さいとのことでした。

沢ルートは快適でした。夏道よりもスムーズです。

奥穂高岳が見えてくると涸沢はすぐそこですが、標高の影響で登山が久しぶりの方は息が切れて苦しみます。深呼吸しながら登りましょう。

涸沢ヒュッテに到着!

絶景の一言。
ヒマラヤのような景色!

涸沢より上部はそこら中、雪崩れています。

夏山診療所の建物は雪に埋もれています。
北穂高⇩

夜明け前に出発して早朝に下山するならまだしも、昼から奥穂高に登ろうとしている人がいたのにはびっくりしました。←途中でヤバいと気付いたのか諦めて戻ってきていました。
絶景に心を洗われ下山の途へ。

今回はサブパックとしてモンベル「ストームパック30」を使用しました。防水性が高くて軽量、私のサブパックとしては都合の良い容量です。夏のテント泊イベントでも活躍してくれることでしょう。

横尾キャンプ場に戻っても天気は良く快適な一夜を過ごせました。
3日目は雨が降り始める前にテントを撤収して出発することができました。
テントが沢山あった徳澤のキャンプ場は閑散としていました。

徳澤から明神館へ向かう途中、ツキノワグマを目撃しました。足下だけ見て歩いているとバッタリ遭遇しかねません。歩道のずーっと先の左右も、よーく目視しながら歩いて下さい。トレランの方もどうか確認をお願いします。クマは普通に生活しているだけで何も悪いことをしていません。事故を起こして駆除されるなんてことは避けなければなりません。

※このツキノワグマの写真は遠くから望遠レンズで撮影したものを更にトリミングしたものです。往路復路ともずっとクマを意識して歩いていたのですぐに見つけられました。

雨にはポツポツ降られる程度で上高地まで戻ることができ無事に解散となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
夏のテント泊イベントも募集中です!