
涸沢カールを囲む3,000m級の峰々を周回ルートでご案内してきました。
初日は涸沢ヒュッテへ。
この数日で加速度的に紅葉が進んだ模様。下山してきた登山者が「昨日とまるで違う!」と感動していました。



紅葉については期待していなかったのですが、びっくりするほどの鮮やかさでした。
2日目。
まずは北穂高岳へ。一般ルートの南稜ではなくバリエーションルートの南稜、通称「ゴジラの背」を登りました。
夜明け前に出発。朝焼けと呼べるほどではありませんが穂高が紅く染まって見えるのは紅葉のお蔭でしょう。


一般ルートを離れ東稜へ向けて北穂沢上部のガレ場を横断。足場がとても悪い。もっとも傾斜の緩いルンゼから東稜に上がりました。ここまでが核心とも言えます。




東稜に這い上がれば、登攀と展望を満喫するのみ。





北穂小屋のテラスに這い上がり東稜完登。槍ヶ岳の眺めが最高。


テラスで休憩後、奥穂高岳に向けて縦走。まだ先は長いです。一般ルートとしては上級者向けですが日頃から岩場トレーニングに励んでいるゲストの皆様にはガツガツ登れて楽しめるレベルでした。








涸沢岳を越え穂高岳山荘へ。ちなみに涸沢岳登頂でゲストは日本アルプスの3,000m峰完登でした!


穂高岳山荘にチェックイン後、奥穂高岳を往復。この区間は登山者の数が圧倒的に増えますが、バテてる人が多すぎですね。
3日目は霧雨の中、ザイテングラートを下りました。


初日よりも紅葉が更に進んだように思えます。赤色が濃くなりましたね!春から猛暑の日々でしたが、季節が進んでくれていて良かったです(笑)
涸沢-横尾が混雑しそうならパノラマコースから徳澤へ行こうかとも考えていましたが天気が良くないので無難に横尾へと下りました。団体さん以外の登山者は少なめでスムーズに下山できました。
同日朝、パノラマコースでは滑落者ありとのことでした。登山者の皆様、天気予報見て下さい。お願いします。命懸けの根性試しはやめましょう。
下山日こそ雨でしたが大展望に恵まれ、日々のトレーニングの成果も感じられたかと思います。次のステップに向けて引き続き頑張りましょう!
AKR