
大キレットをご案内してきました。槍穂高が好きな登山者なら一度は歩いておきたいルートですが、一般登山道としては難路です。
初日は上高地から涸沢まで。



連休明けで登山者が少ない平日の涸沢はとても静かです。涸沢ヒュッテに宿泊しました。
2日目は北穂高岳南稜から北穂高岳、大キレットを経て南岳小屋へ。
濃霧の中、出発。
北穂高岳南稜の岩場では、トレッキングポールを振り回しながらヨロヨロと上り下りする登山者を多く見かけます。杖は素直に仕舞っていただいて、行動して下さい。「トレッキングポールがないと登れません」という人は登る資格がないということです。


北穂山荘のテラスは絶景ポイントですが、相変わらずの濃霧でした。ここから下って下って「飛騨泣き」へ。



大キレットの鞍部近くにある「長谷川ピーク」はアトラクションの一つ。



今年は随所に新たに看板が設置されました。
「最低コル」から南岳方面は登山道状況がかなり良くなります。


技術面だけで考えると南岳から北穂高岳に向かう方が登りやすいと思います。
今回は逆方向ですが、理由としては登山2日目で天気予報の精度が高いこと、疲労が蓄積されないうちに大キレットを越えたいこと等があります。
今回、南岳から北穂高岳へ向かったとしたら3日目に悪天候に捕まり大キレットは通過できず撤退していたはずです。
3日目は槍ヶ岳に登頂し槍沢経由で槍沢ロッヂに向かう予定でしたが、悪天候のため一日短縮し、南岳から天狗原経由で一気に上高地に下山することにしました。



南岳から天狗原への登山道はピカピカの鎖が設置され歩きやすくなりました。
無事に上高地に下山し解散。槍ヶ岳には登れませんでしたが、またの機会に宜しくお願いします。
ご参加ありがとうございました!
AKR