北アルプスの前衛峰・鍬ノ峰へ。別名「常盤富士」と呼ばれています。
夏の最短ルートは餓鬼岳白沢登山口付近から鍬ノ峰山頂に向かって1時間ほどで一気に駆け上がるように登ることができますが、積雪期のルートは大町市郊外・仏崎観音寺からの長い尾根歩きとなります。

観音寺の敷地を通り、鹿柵を開けて入山し、ひと登りで安曇野を見渡せる鐘撞堂に到着。


鐘撞堂の先はしばらく岩の間のザレ場を縫うように登りますが、とても足元が悪く、転ぶと急斜面から転落するので要注意。

1,208mピーク直下はピッケルが必要なほどのかなりの急登です。無積雪期にはフィックスロープを掴んで登るところ。
ところどころ急登が現れる以外はワカンで気持ち良くラッセルできました。
大町市郊外にある仏崎観音寺から山頂に至るルートは大町高校(現・大町岳陽高校)の山岳部によって整備され2014年度の「日本山岳遺産」認定地となりました。
AKR