2024/08/08-10 前穂高岳・奥穂高岳

百名山

上高地を起点に前穂高岳〜奥穂高岳の周回ルートをご案内してきました。

出発当日の朝まで天気予報は目まぐるしく変わり、現地での行程変更も考慮して催行させていただきました。

初日は上高地から岳沢小屋へ。到着直前に雨に捕まりましたが、高性能乾燥室のお蔭で雨具は速乾!カレー&バイキングで明日に備えます。

2日目は青空が広がりました!

午後の3000m稜線は毎度御馴染みの雲の中になる見込みなので夜明け前に出発。

重太郎新道から前穂高岳へ。

重太郎新道では急激に高度を稼ぐことになります。息苦しさを感じずにはいられません。一般ルートですが、「どなたでも登って下さい」という登山道ではありません。梯子、鎖も連続します。

前穂高岳では360度のパノラマゲットできました。

前穂高岳から紀美子平に戻り吊尾根を経て奥穂高岳へ。吊尾根は上高地の河童橋から見えるアレです。

予報通り12時に雲の中に入りました。雨には降られず、誰にもいない奥穂高岳をゲット!

奥穂高岳から穂高岳山荘へは、ここまでの行程と比べると、かなり歩きやすい登山道ですが、砂利道の下りでは飛騨側に滑落する人が多いので気を抜かないで下さい。

無事に穂高岳山荘に到着し、一休みしてから涸沢岳を往復しました。奥穂高岳と北穂高岳に挟まれて影の薄い存在ですが立派な3,000m峰です。

雲に包まれ展望がないのは承知の上で向かいましたが、谷から這うように上ってくるダイナミックな雲の動きを見ると、思わず「お〜、すげぇ〜」と今風のオリンピック解説者ばりの台詞が飛び出します。

3日目はザイテングラートから涸沢、横尾を経て上高地へと戻ります。

穂高岳山荘前からの御来光と山荘裏から見たジャンダルム。

ザイテングラートの登山道は上りも下りも同一のルートなので、すれ違い時にはコミュニケーションを取って下さい。上にも下にも登山者がいることを意識しましょう。

ダブルストックで転んでるおじさんがいました。無事で良かったです。身を持って学んでいただけましたかね?

お盆連休前の涸沢は閑散としていました。真っ青な空と穂高連峰はずっと記憶に残りそうです。

涸沢から上高地までは、ここまでと正反対に凄い数の入山者とすれ違いました。

インバウンドとオーバーツーリズムが絡めて議論されていますが、日本の企業が変わらないと日本人旅行者のオーバーツーリズムも解消されません。合同会社ヤマンザイのような吹けば飛ぶような零細企業を利用して平日に山に行くのも解決策の一つですかね?

子熊ちゃんの出没による通行規制もありました。これだけ人がいて、耳障りな鈴をリンリン鳴らされても、くまちゃんは呑気に暇潰しをしている。クマも随分と身近な存在になりましたね。

盛り沢山の3日間になりました。ご参加ありがとうございました!

AKR

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