剱岳別山尾根と奥大日岳の二本立て。何年にも渡って天候に恵まれず延期されてきたリクエスト山行をようやく催行することができました。
初日は室堂から剣山荘へ。
絶景のオンパレードです。
剣御前小舎のある別山乗越まで体力が持たない方は剱岳に登るのは諦めましょう。別山乗越からの剱岳の展望は素晴らしいです。ここで満足すべきです。
剱沢野営場、剱沢小屋を経由して剣山荘へ。山岳救助隊のいる野営場の管理棟で暫しのティータイム。お客様もリラックスしていただけました。
剱沢小屋前のテラスは真正面に剱岳を望むことができます。是非、お立ち寄りを。
2日目の行動時間を少しでも短縮するため、ここから20分先の剣山荘に宿泊。
生ビール、シャワー完備で快適です!
2日目、剱岳の登頂を目指す皆さんは夜明け前に出発します。
カッコいい鹿島槍ヶ岳のシルエット⇩
意外と空いていて順調に登り続けることができました。
山頂は賑わっていました。写真撮影で大忙し。
グループ内で写真を撮り合う際には段取り良くお願いします。
下山も慎重に。
鎖場は登りと下りで別れています。
「カニのヨコバイ」への入口は渋滞しがちですが、今回はスムーズでした。
昔から「ヨコバイの一歩目が見えない」と言われていますが、見えないのではなくで「岩場の動作の基本ができていない」だけです。来る前に岩場の登り降りの練習をしましょう。
前剱の下降はお馴染みの転倒ポイントです。
「下りが苦手」と宣言するレベルの方は、克服してからいらして下さい。
一服剱まで戻ると一安心。別山や剱沢の展望が素晴らしいです。眼下に見える剣山荘まで転ばずに下りましょう。
国内でもっとも有名な山の一つですので、ヤバい登山者も大勢います。岩場で纏わりついてくるデリカシーのないオッサン、コミュニケーションの取れない外国人、ショートカットして落石を誘発する人など人的危険も沢山。ヘルメットは必須です。今回は地図なしで「置き去り」にされたオバさんに遭遇しました。
3日目に奥大日岳登山を控えているので剣山荘から剣御前小舎まで登り返しました。
夕食の時間まで剱岳を眺めながら楽しいティータイムを過ごしました。
3日目。
あまり紅くなりませんでしたが、絶妙に美しい朝でした。
新室堂乗越に下り、奥大日岳を往復しました。剱岳を眺めながらのハイキング。
奥大日岳⇩
剱岳と比べると、雰囲気も登山者も落ち着いた感じでした(笑)
剱岳の展望が良いのは勿論ですが、立山の眺めも最高です。
新室堂乗越に戻り、雷鳥平へと下りました。例によってみくりが池温泉までの登り返しがきついですが、楽しんだ登山者だけが味わえる特権です。
お疲れ様でした!
今回出会った果実たち⇩
今期はスケジュールが埋まっていますが、来年度、別山尾根の御案内をご希望の方は2024年春頃までにご連絡下さい。
AKR