テント泊で北穂高岳を御案内してきました。登山道のない東稜からの登頂を目指します。
横尾から本谷橋の間では清楚なセンジュガンピの花が目立ちます。花言葉は「望みを達成する」だそうです(もちろん知りませんでした)。達成しちゃいましょう!
涸沢のキャンプ指定地には土曜日にはテントが300張あったそうです。私たちは混雑を避けて日曜日に入山したので、静かにゆったりとキャンプできました。
2日目は東稜へ。
涸沢小屋の横から、しばらくは一般ルートを歩きます。左手にギザギザの前穂高岳と吊尾根、奥穂高岳が見えます。
一般ルートの南稜に向かって登山道が左に大きく曲がるところで登山道を離れ、東稜に向かい大小の岩がゴロゴロと積み重なったガレ場を横断します。
東稜(ゴジラの背)⇩
足元が不安定なガレ場は慣れていないと転倒したり、落石を誘発しやすいので要注意です。ある意味、東稜の核心部はここかもしれません。
東稜の上に這い上がれば一安心。槍ヶ岳も視界に入り、開放的な雰囲気になります。ここから快適な岩稜登攀の始まりです。
易しい岩登りでガツガツ登れます。
東稜のアトラクションは足元が露出した高度感のあるナイフエッジの通過。
「ゴジラの背」のラストはピナクルからの懸垂下降。内容が充実しますね。
ピナクルを振り返る⇩
あとは山頂直下の北穂高小屋まではウィニングラン!…と言いたいところですが、意外と長い。
大キレットから登ってきた登山者が見えます。
直下まで来ました。
小屋のすぐ裏が山頂です。
絶景テラスでランチ。凄いロケーションです。
日本最高所のカルビ丼!?
一般ルートの南稜から下山。岩場が連続するので油断禁物です。
涸沢に無事に戻り、ヒュッテのテラスで乾杯。
3日目は完璧な朝でした。
奥穂高岳のモルゲンロート⇩
涸沢岳⇩
テントを撤収して上高地へ向かいます。
本谷橋付近からの北穂高岳⇩
スカイラインが東稜そのものです。
徳沢園で名物「野沢菜チャーハン」をいただきました。食欲をそそる風味です。
上高地に戻り、帝国ホテルで午後のティータイム。
食べて飲んで(+登って)充実の3日間でした。
涸沢や横尾には大勢の高校山岳部員がいました。ここ数年のコロナ自粛の反動で野外活動への欲求が高まっているのかもしれません。たくさん遊んで充実した学生生活を送って下さいね!
AKR