
毎年同日程で募集させていただいている高見石・白駒池ツアー。本年も催行できました。
出発前日に降雪。最近は安全策で高速道路や幹線道路が閉鎖されがちです。山行当日も高速道路は閉鎖されたままでしたが、お客様は賢く電車でいらっしゃいました。
いつも混雑する渋の湯駐車場は高速道路閉鎖の影響でガラガラ。高見石へと向かう登山道は新雪のおかげでスノーシューで歩けました。

高見石小屋に到着し、チェックインの手続きをしていると、小屋番さんに「本日、一番乗りです」と言われました。他の宿泊予定の皆様は苦戦している様子。
ひとまず休憩。
お客さんは高見石小屋の名物「揚げパン」でコーヒーブレイク。

一休みしたら小屋裏の「高見石」山頂へ。360度の展望!

浅間山⇩

これから行く白駒池⇩

展望を楽しんだら白駒池まで降ります。
これだけの雪原を歩ける機会は少ないですよね。童心に帰り歩き回りました。

池畔に建つ白駒荘は素敵な外観。同ルートを歩いて、ここに泊まるのも良案だと思います。

登山道のコンディションが良く、高見石小屋に戻るのには30分もかかりませんでした。
ディナー。

ランプの薄暗い灯りが高級感を醸し出しています。ここが山小屋だということを忘れてしまいそうです。
霧が出て夜空が見えないとのことで、高見石小屋恒例の星空観察会は中止になりましたが、暖かい小屋の中でプロジェクターを使って「冬の星座教室」が開催されました。冬の星座の同定のポイントはオリオン座でした。忘れてしまう前に家で要復習。
2日目は中山展望台を経て黒百合平へ下ります。
その前にブレックファスト⇩

パリッとしたソーセージを食べたのは久しぶりかも…。
空模様は曇り、やや風強し。気温は高めです。
冬の八ヶ岳初体験のお客さんに10分間の強風体験をしていただきました。

同じ体験でも人によって感じ方は様々です。今回はとても楽しんでいただけました。山にいないとできない経験です。
黒百合平は天狗岳登山の皆様で賑わっていました。

渋の湯への下りも程良いコンディションで歩きやすく、予定通りに下山完了となりました。
温泉に向かう途中、御射鹿池に立ち寄りました。

画家・東山魁夷の「緑響く」の題材になったスポットです。「これが御射鹿池です」と言われなければ、それと気付かずに通り過ぎてしまうかもしれません。
「縄文の湯」で温泉入浴していただいてから茅野駅までお送りして解散となりました。
盛り沢山の2日間になりました。ご参加ありがとうございました。
AKR