ヤマンザイのオリジナル公募ツアーで常念山脈(燕岳〜蝶ヶ岳)を縦走しました。槍穂高連峰や安曇野の展望が素晴らしいことから最近ではパノラマ銀座と呼ばれるようになりました。
初日は雨の中、合戦尾根を登りました。
三連休明けなので登山者はとても少ないです。雨が降ろうが槍が降ろうが合戦小屋のスイカは不滅。
燕山荘前に到着。燕岳は見えません。
コマクサは梅雨時が見頃。今年は例年以上に咲き誇っています。
参加者の皆さんは燕岳リピーターで山頂にはこだわりがありません。イルカ岩まで往復、コマクサを鑑賞して燕山荘にチェックイン。
夕食はハンバーグ。
2日目は天候回復。
大天井岳を経て常念小屋までの行程です。絶景の稜線歩きのスタート。
切通しを過ぎると3000m級の大天井岳への登りとなり息が切れますが、登り詰めればご褒美のような展望。
槍ヶ岳⇓
穂高連峰⇓
大天井岳の先、東天井岳、横通岳は巻き気味に通過します。
お花畑が見事です。
チングルマと常念岳⇓
シナノキンバイの群落⇓
前方、登山道付近に黒いモノを発見。
大きい声を出すと、ゆっくり草を食べながら深いハイマツ林へと去っていきました。お食事中すみませんでした。
登山者が気が付かないだけで、熊さんはいつも身近な場所で活動しています。
横通岳を巻くと目の前に常念岳が現れます。鞍部には常念小屋も見えます。
槍穂高連峰は安曇野や松本の平野部からは見えにくいのですが、常念岳は晴れた日には王様のように鎮座しており、地元民にとっては圧倒的に存在感のある山です。
常念小屋にチェックイン。
食堂の外にあるテラスで至福のティータイム。
夕食はハンバーグ⇓
日没前⇓
3日目は常念岳を越えて蝶ヶ岳ヒュッテへ向かいます。
常念小屋前から見た常念岳⇓
※山頂はもっと奥です。
どの山でもご質問されますが、大抵の場合、下から山頂は見えません…
朝っぱらから良い運動ですね(笑)
山頂⇓
これ以上、何を望めと言うのか!?
常念岳からの下りは、ちょっとした岩場の急下降になります。
足元に集中していたら、通り過ぎてしまいそうになりましたが、真横にライチョウの母子がいらっしゃいました。
常念岳と蝶ヶ岳の間にある2592m峰付近のお花畑も見事でした。特にニッコウキスゲ。
どれだけ喜ばせれば気が済むのか!
蝶槍に立つと広く緩やかな台地となり蝶ケ岳ヒュッテまで見渡せます。
蝶ヶ岳ヒュッテ到着と同時に雨が降り始めるという見事なシナリオ。
夕食⇓
やっぱりハンバーグは外せない!
最終日4日目。
前日午後から雨が降り続いているのでレインウェアを着てスタート… のはずが、小屋の外に出ると雨が止み、青空が!
浮かび上がる穂高⇓
長塀尾根を下って徳澤へ。
妖精ノ池付近もお花の宝庫ですね。
徳澤園といえば…
上高地にて解散し常念山脈パノラマ銀座縦走は無事に終了となりました。
4日間のロングコースでした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ヤマンザイの公募プランの体力系ロングコースでは歩荷サポートをおこなっております。
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お申し込みいただいても山小屋の予約ができず、遺恨ながらお断りしなければならないケースが発生しております(T_T)
AKR