モンベルアウトドアチャレンジ「北岳・間ノ岳」で南アルプスへ。
芦安から朝一番のバスに乗り広河原へ。
白根御池と北岳
「草滑り」を登ると背後に鳳凰三山が見えるようになります。
稜線まで上がると富士山がバッチリ見えました。
南アルプスは富士山が近いですね。
背後に甲斐駒ヶ岳(右)と仙丈ヶ岳。
今回は「肩の小屋」に二泊します。
まだ完成していませんが、ピカピカの寝室に宿泊できます。今シーズン中に完成とのことです。
夕方から霧に包まれました。+強風。
2日目。
御来光で空がオレンジ色に染まりました。
朝食後、間ノ岳へ向かって出発。今年は北岳山荘が改築のため休業なので肩の小屋に2泊して2日目に間ノ岳まで往復する行程になっています。
霧と強風の中、北岳に登頂。
間ノ岳へは強風を避けるためトラバースルートから向かいます。トラバースルートを歩く理由はもう一つ。世界でここにしか自生していないキタダケソウが咲いているからです。
開花しているのは梅雨時なので、梅雨明け前のこの時期でも北岳周辺の山小屋はキタダケソウを求めてやってくる登山者で満室になります。
私自身、梅雨時に北岳を訪れるのは初めてだったので、キタダケソウとの邂逅も初めて。
霧雨で花弁が透き通っているキタダケソウも見られました。
お会いできて光栄です!
ハクサンイチゲに似ていますが、純白の花びらの切れ込み、モジャっとした葉などで用意に区別ができます。
トラバースルートのお花畑にはその他のレギュラー陣も健在。
北岳山荘から先は相変わらず強風&霧の稜線を進みます。
間ノ岳山頂。
なんも見えないけど、皆様、確かに登頂していますよ(笑)
ちなみに復路も風を避けるためトラバースルートを歩いたのでキタダケソウに再会できました。
無事に肩の小屋にリターン。
3日目は下山日。
3000メートルの稜線は相変わらず雲の中でしたが、標高を下げれば良いお天気に。
無事に広河原に到着しました。
登山の条件は良くなかったのですが、危険を避けて予定通り、間ノ岳まで往復でき、キタダケソウにも会えましたね!
「個人山行なら不安になって山頂に向かうのは諦めたと思う」と仰ったお客様がいらっしゃいました。仰るとおりで、引き際の判断ができないのであれば、個人で山に行かれる時には保守的な判断をされた方が賢明だと思います。
信州への帰途、梅雨明けの知らせが入りました。7月の山行が楽しみですが、水不足、電力不足が心配です。
梅雨の期間中、山でほとんど雨に降られなかったですね…
AKR