2019/12/16 赤岳西壁主稜

登山・クライミング

日帰りで南八ヶ岳へ。

今回登ったのは赤岳主稜。ロープワークの練習が目的でした。

雪のない林道に車で入り美濃戸から歩行開始。行者小屋の前では手の感覚がなくなるほど寒く感じましたが、主稜の取り付きに到着する頃には予想通り気温は上がり寒さに苦しめられずに登攀できました。

文三郎道からの赤岳西壁(下山時に撮影)

取り付きのチョックストーンはすぐに分かるのですが、文三郎道からチョックストーンへのトラバースルート上に雪が少なく足場が心許なかったです。

慎重にトラバースして取り付きへ

ピッチグレードでは核心となる1ピッチ目のチョックストーン越えでは股関節が痛くなるくらい開脚。落ち着いて探せばアックスや手の届く範囲に必ず良いホールドがあります。

1ピッチ目のチョックストーン

2ピッチ目からはコンティニュアスとショートロープを実践しました。ちなみに日本でコンティニュアスと呼んでいる「同時登攀」は英語圏ではサイマル(simul)クライミングと呼ばれています。

2ピッチ目からコンティニュアスで進む

上部の更に易しい岩場はショートロープで進んで登山道に合流しました。素早く適確にロープを伸ばしたりまとめたりするにはもっともっと練習が必要だと感じます。

空が真っ青

北アルプス、南アルプスの眺めもさることながら、今回は甲府盆地と富士山の眺めがピカイチでした。

標高も存在感も日本一

風が吹き荒れることが多い稜線も今回は穏やか。

八ヶ岳最高峰・赤岳

下山は文三郎道から。雪が着いていない夏道をアイゼンを付けて下るのはやっかいなものです。

一般ルートも要注意

階段もむき出しです。アイゼンの爪を引っ掛けませんように!

行者小屋から赤岳

日没前に美濃戸に下山できました。

雪不足で足慣らしが出遅れましたが冬は精力的に動き回りたいと思います。

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