北アルプス
by AKR
前穂高岳から奥穂高岳への縦走ルートをご案内してきました。重太郎新道、吊尾根、ザイテングラートetc岩場歩き主体のルートです。
前穂高岳と奥穂高岳を繋ぐ稜線が吊尾根です。見えてないか⁉︎
初日は岳沢小屋泊なので歩行時間は3時間程度。
2日目は早朝こそ青空が広がっていましたが徐々に霧に包まれてきました。天気は下り坂。明日は強風と雨の確率大。暴風雨の中、岩尾根のザイテングラートを下るリスクを考えると予定していた穂高岳山荘に泊まらずに今日中に涸沢まで下りるのが安全であろうと判断しました。お客様の承諾を得て紀美子平から前穂高岳への往復を割愛させていただきました。
雷鳥日和。4羽、出会いましたが写真撮れず…。
穂高岳山荘裏の長い梯子と岩場は要注意です。毎年のように転落死する人がいます。小屋の屋根が見えても油断してはいけません!
相変わらずの霧の中、ザイテングラートを下降し涸沢へ。テント村は天気の影響で閑散としていますが、普段のお祭り状態が異常なのだと思います。
これで3日目は確実に下山できます。天候との駆け引きも登山の楽しみの一つですよね。
気楽に燃料を補給できる喜び。
3日目。横尾本谷が激流となり荒々しさを見せてくれました。小さな渡渉も何箇所かありましたが昼前には上高地に帰着できました。
計画変更を余儀なくされましたが、このルートは何度歩いても楽しませてもらえます。
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