2017.09.27 野外救急法の大事なこと

八ヶ岳にてファーストエイド講習のお手伝いをしてきました。


病院まで遠い山の中。

あなたは病人、怪我人に対して、何が出来ますか?

出血や本人の訴えも大事ですが、そればかりに惑わされて処置をしている間に、傷病者が死んでしまうこともあります。

出血や、痛みの訴えに惑わされるな!

野外救急法で傷病者対応する場合、1番大事なのは、意識確認とABC。

R レスポンス:意識はある(R)?大丈夫ですか?反応なければ肩を叩いて、大きい声で大丈夫ですか?受け答えは正常?いつもより反応が薄い?元気がない?朦朧としてる?痛みの訴えが強すぎる??視線が合わない?目が開かない⁈

最初の声に安心するな。傷病者は確実に衰弱していく。

声をかけて反応があっても、傷病者はどんどん衰弱します。状態によって5分〜15、30分おきなど、声変え・反応をみて対応しないと、その場では確認できない疾病があった場合、死んでしまうこともあります。

A エア :気道を確保。口から喉を通り肺まで、空気の通り道はちゃんとしてる??食べ物や舌が喉に詰まってない?

B ブリース :呼吸。Aは出来てるけど、それで肺に空気は入ってる?胸やお腹は動いてる?

C サーキュレーション :血の巡り。心臓というポンプから全身に血液が巡ってます。血液が巡らなければ、身体の動きが止まってしまいます。脈は確認出来る?手首親指側の脈で血圧60〜80、頸の脈が分からなければ血圧は40〜60も無いということ。

ABCがダメなら胸骨圧迫で心臓ポンプを他動で再開させるしかありません。胸骨圧迫については、正しい方法を講習会などにて習得する必要があります。どうしても受けられない場合、せめて方法だけでも知っておくと少しは役に立つかもしれません。

そして、R+ABCは繰り返し確認

ウィルダネスファーストエイド野外救急法を学ぶには少しの時間とお金が必要ですが、最近多い自然災害による被災者への対応にも役に立ちます。

私はカナダでWFAを受講しましたが、海外ではアウトドアガイドに関わる人には必須の救急法であり、とても有効的でしかもユニークでもあり、楽しく学ぶことが出来ました。WFAの団体は色々ありますが、国内の駆け出しもしくは古典的なFAより、海外で永く培われてきたWFAの受講をお勧めします。

やまんざい

やまんざい

登山ガイド、山岳遭難予防・救助捜索活動を実施。雄大な日本アルプスに囲まれ自然の恵みを戴きながら、信州ライフを楽しんでいます。

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